毎年、8月6日を始まりに、毎日のように胸がどこか締め付けられる時期がやって来ました。
そう、広島原爆投下に始まり、長崎原爆投下、そして終戦記念日です。
戦争・原爆・特攻・靖国・陸軍・海軍…。毎年、様々な側面・キーワードから特番やドキュメンタリーすべてを見尽くす若林…。
胸の奥で深いところで太い太い針に刺されたような痛みを常に覚えながらも、見ることが義務か責務かのように見るわけなんですが。
その中でも、私の中で最たるものが、長い間の取材を経て(経費とか採算とか関係ない国営だから成せる技なのだけど)ドキュメンタリー形式で放送されるNHKの番組。
やはり、毎年、涙涙は「ヒバクシャからの手紙」
最近、被爆認定が震源地2kmから3.5kmまで延ばされた訳ですが…。
亡くなられた方の苦しみはもちろんのこと、やはり残されたものの心身的な苦しみ、身体的な苦痛、「自分もあの時死んでいれば良かったんだ」、助けられなかった人達を思い「自分が殺したようなものだ」と64年を迎えようとする今も自分を責めてしまう想い…。
これは毎年見ても胸が締め付けられるんです。
そして、今日見た「日本海軍 400時間の証言」
これは終戦してから35年経った55年から始まった「反省会」をテープに撮ったものを初めて紹介しているものです。
当時の指揮者の方たちの証言から、なぜ開戦へと踏み切ったのかを検証しているもの。
誰もが犯してはならないと思っていても声を上げられない縦割りセクショナリズム…。
海軍の中にある、事実上の実権を握る軍令部のずさんな体制と皇族との繋がり…。
内部抗争(陸軍・海軍など)による見栄と権力で推し進められる戦争…。
負け戦と分かった時にでも進まなければいけない状況までになっていた様子が如実に描かれた番組でした。
と、言っても…。確か、3夜連続。私の話じゃまったく伝わっていないと思うので(笑)。
ぜひお時間がある方は見て欲しいなぁと思った番組でした。